保険ショップ店長ブログ Written by あらしゅう

【ポイント3つ】医療保険は必要?いらない?貯金でOK?

保険

最近の保険相談で、こんな疑問を持っていたお客様がいました。

医療保険入ってるけど、本当に必要かな?
貯金でまかなえば大丈夫って思う。
ネットでは医療保険なんていらないって言う人が多いけど。。

みなさんはどのようにお考えですか?

医療保険は必要?不要?貯金でOK?

今回の記事は3つのポイントから医療保険について解説していきます。

ポイント①:医療保険とは何か?健康保険との違い
ポイント②:なぜ不要論があるのか。高額療養費制度と傷病手当金
ポイント③:貯金や不労所得でまかなえる人

年間500件以上、延べ3,000件以上の保険相談を受けてきた筆者が、いつもお伝えしているポイントを解説していきます。

 

最近はネット上で医療保険、がん保険は不要という論調が多く出回っています。わたしのお店に来られるお客様も、そういった意見を自分の判断軸としてお持ちの方が多数。

「必ず保険に入ったほうがいいですよ、そのほうが万が一のとき安心できますよ。」

保険を扱う身ではあるが、上記のような根拠のない話はしないようにしている。

”本記事の要点”

医療保険は、必ず必要でもないし一概に不要とも言い切れない。

下記基準を満たす方に関しては、医療保険は不要と結論づけていいと思います。

【自由資金が生活費の3か月分以上ある人】
【不労所得>ご自身の高額療養費月額】

ポイント①:医療保険とは何か?健康保険との違い

そもそも医療保険ってなんだっけ、というお話から。難しい話は省略して、保険会社が提供している医療保険の内容を簡単に書きます。

【病気やケガで入院・手術を受けたらお金がもらえる】

たとえば、盲腸で2泊3日の入院&手術を受けた場合【入院費+手術費用】がもらえるよ、ってことです。

健康保険と医療保険の違いは?

みなさんが耳にする保険は大きく2種類。健康保険と保険会社が販売する医療保険。

健康保険が適用される治療は3割負担で受ける事ができますよというもの。

保険会社が販売する医療保険は、保険金の支払要件に該当する場合、あらかじめ決められているお金がもらえるというもの。

それぞれの保険から保障を受ける事が出来る。基本的に医療保険は健康保険の上乗せ、というイメージ。

ポイント②:なぜ不要論があるのか。高額療養費制度と傷病手当金

なぜ不要論があるのか。医療保険に毎月数千円払うなら、その分積立したほうが良いのでは?病気ケガがなければ自由度高く使えるし。そもそも自分は病気ケガしないから!!と考える人も多いですね。

日本に住んでいるのならば恩恵に授かれる、”高額療養費制度”と”傷病手当金”の存在が大きいと思います。

高額療養費制度とは?

聞いた事がない、という方の為にごく簡単にお伝えします。

健康保険が適用される治療を受ける場合、1か月の治療費が100万円を超えたとしても、
ざっと10万円程度の自己負担額で済んでしまうという、素敵な制度。

極端な話、がんになってしまっても健康保険が適用される治療だったら、月10万円くらいで済むんでしょ、それだったら貯金でなんとかなる。と思えるかどうか。

傷病手当金とは?

さらに、会社員の方は傷病手当金の存在も大きいです。

病気やケガで働けない状態になったとしても、賃金の70%くらいは補てんされる。注意点は、健康保険が適用されない治療もある事。いつまで治療が続くのかわからない事、治療費は大丈夫でも収入が減る事で生活費が確保できるのか、という点。

医療保険では上記適応外の治療もカバーできるものがある

民間の保険会社は健康保険適用外の治療(先進医療、患者申出療養、保険適用外の抗がん剤治療など)をカバーできるものが増えているので、それを目的として加入する、と考える人も多い。

ポイント③:貯金や不労所得でまかなえる人

貯金でまかなう人は、前提として継続して収入が入ってくる状況を想定しているはず。そういった意味で、勤労所得以外の収入源がある人は医療保険からの卒業、問題ないかなと感じます。

寝てても生活費が入ってくる、いわゆる不労所得があるなら大丈夫。医療保険が不要と判断できる目安として2つ挙げました。

●自由資金が生活費が3か月分以上ある人
【自由資金=使途自由なお金】
●不労所得>毎月の最低限の生活費
【最低限の生活費=家賃、ローン、通信費など固定費合計】

こうなっていれば病院にいようと何してようと、生活どうしよう・・とはならない。はず。みなさんはどんな状況でしょうか?

保険はお金がかかるリスクが発生した際に、金銭面で困らないようにする為の一つの手段。お金に困らない状態になっていればOKだと判断できます。

~まとめ~

色々と書いてきましたが、わたしが常にお客様にお伝えすることは1点。

人の意見を鵜呑みにせず、自分自身の状況と照らして、しっかり判断することが大切!

今回は以上となります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。